福知山地方産鳥類目録   　　　2003.9.30　足立憲俊
No. 科名カメイ 種シュ名メイ 渡ワタり 棲息セイソク域イキ 数カズ 繁殖ハンショク 備考ビコウ
1 カイツブリ科カ カイツブリ 留リュウ 溜池タメイケ、河川カセンの緩ユル流リュウ 中チュウ ○ 鳰（にほ）の浮ウ巣スとして有名ユウメイ。各地カクチの大オオきな溜池タメイケに普通フツウに見ミられ、冬期トウキは河川カセンの緩ユル流リュウでも見ミられる。
2 カンムリカイツブリ 冬フユ 河川の緩流 稀マレ 　 大型オオガタのカイツブリ。川カワ北キタの由良ユラ川ガワの緩カン流リュウで冬期トウキの記録キロクがあるのみで当トウ地方チホウでは極キワめて稀マレ。
3 ミズナギドリ科カ ミズナギドリ 旅タビ 水辺ミズベ、森林シンリン 迷メイ 　 稀マレに舞鶴市マイヅルシの冠カンムリ島シマの繁殖地ハンショクチより移動中イドウチュウに落下ラッカすることがあり、新聞シンブン記事キジになることもある。
4 ウ科カ カワウ 冬フユ 水辺ミズベ、森林シンリン 中チュウ 　 繁殖期ハンショクキ以外イガイに由良ユラ川ガワ筋スジに群ムレで飛来ヒライし、鮎アユ等トウが遡上ソジョウする春ハルに多オオい。
5 サギ科カ ヨシゴイ 留リュウ 水辺ミズベの葦ヨシ原ハラ 少ショウ ○ 日本産ニホンサンのさぎ類ルイ中チュウで最小サイショウ種シュ。葦ヨシ原ハラなどに少数ショウスウ生息セイソクを確認カクニンしている。（猪イ崎ザキ由良ユラ川ガワ畔ハン竹藪タケヤブ）
6 ミゾゴイ 夏ナツ 森林シンリン 稀マレ 　 暗クラい林ハヤシを好コノみ明アカるい所トコロには殆ホトンど出デない。榎原エバラの山中サンチュウで歩行中ホコウチュウを観察カンサツの一例イチレイのみ。
7 ゴイサギ 夏ナツ 水辺ミズベ、森林シンリン 中チュウ ○ 若鳥ワカドリは褐色カッショク。夜行性ヤコウセイのサギ。
8 ササゴイ 留リュウ 水田スイデン、森林シンリン 中チュウ ○ 神社ジンジャや庭園テイエン、街路樹ガイロジュなどに集団シュウダン営巣エイソウする。
9 アマサギ 留リュウ 水田スイデン、森林シンリン 中チュウ ○ 繁殖期ハンショクキには頭部トウブに黄色キイロの飾カザり羽ハネが特徴トクチョウ。
10 チュウサギ 留リュウ 水辺ミズベ 少ショウ ○ 　
11 コサギ 留リュウ 水辺ミズベ 中チュウ ○ 黄色キイロい足アシ指ユビが特徴トクチョウ。全身ゼンシンが白シロ色イロ。
12 アオサギ 留リュウ 水辺ミズベ、森林シンリン 多オオ ○ 近年キンネン、由良ユラ川ガワ藪ヤブ裏ウラで集団シュウダンでコサギ、チュウサギなどと営巣エイソウするようになった。
13 ガンカモ科カ オオハクチョウ 冬フユ 池イケ、河川カセン 稀マレ ○ 稀マレに迷メイ来ライし、新聞シンブン記事キジになる。
14 マガン 冬フユ 池イケ、河川カセン 稀マレ 　 稀マレに少数ショウスウが飛来ヒライすることがある。猪イ崎ザキの由良ユラ川ガワ、森垣モリガキの土ツチ師シ川カワなどでの観察カンサツがある。
15 オシドリ 冬フユ 池イケ、河川カセン 少ショウ 　 喬木キョウボクの天然テンネン樹ジュ洞ホラに営巣エイソウする。稀マレに由良ユラ川ガワ筋スジに小ショウ群ムレで飛来ヒライする。
16 マガモ 冬フユ 池イケ、河川カセン 多タ 　 冬期トウキに池イケなどで群ムレで休ヤスむ。アヒルの原種ゲンシュ。
17 カルガモ 留リュウ 池イケ、河川カセン 多タ ○ カモ科カで唯一ユイイツの繁殖ハンショク種シュ。（長田オサダ野ノ）
18 コガモ 冬フユ 池イケ、河川カセン 中チュウ 　 最小サイショウ型カタのカモ
19 ヨシガモ 冬フユ 池イケ、河川カセン 少ショウ 　 中型チュウガタの淡水タンスイカモ類ルイ。
20 ヒドリガモ 冬フユ 池イケ、河川カセン 少ショウ 　 　
21 オナガガモ 冬フユ 池イケ、河川カセン 少ショウ 　 雌メス雄オスとも尾オが長ナガい中型チュウガタの淡水タンスイカモ。
22 キンクロハジロ 冬フユ 池イケ 稀マレ 　 全身ゼンシンが黒クロく腹部フクブだけが白色ハクショク、長ナガい冠カンムリ羽ハネが垂タれているのが特徴トクチョウ。
23 ワシタカ科カ ミサゴ 留リュウ 河川カセン 稀マレ 　 由良ユラ川ガワ沿ゾいを遡上ソジョウしていることが時々トキドキある。魚サカナが主食シュショクのタカ。
24 トビ 留リュウ 村落ソンラク、森林シンリン 多タ ○ 秋アキ冬フユ期キには集団シュウダンで暮クらす。
25 ノスリ 漂ヒョウ 森林シンリン、耕地コウチ 少ショウ 　 冬期トウキに見ミられることが多オオい。顎アゴひげ状ジョウの黒クロ褐色カッショク斑マダラが奴ヤツさんのひげのように見ミえる。
26 サシバ 夏ナツ 森林シンリン、耕地コウチ 少ショウ ○ 別称ベッショウ：キン、ミーと鳴ナくところから『きみだか』、松林マツバヤシで繁殖ハンショクする。（長田オサダ野ノ、荒木アラキの松マツの樹キで営巣エイソウ）
27 チュウヒ 冬フユ 草クサ地チ、葦ヨシ原ハラ 稀マレ 　 木キの枝エダに静止セイシすることはなく、草地クサチで暮クらす。
28 オオタカ 留リュウ 山地サンチの森林シンリン 少ショウ ○ 夜久野ヤクノ町チョウの山岳サンガクに少数ショウスウ棲息セイソク？。
29 ハイタカ 漂ヒョウ 森林シンリン、耕地コウチ 稀マレ 　 　
30 クマタカ 留リュウ 森林シンリン 稀マレ 　 　
31 ハヤブサ科カ ハヤブサ 冬フユ 耕地コウチ、原野ゲンヤ 稀マレ 　 見晴ミハらしのよい木キなどで鳥トリなどを見張ミハって狩カりをする。
32 キジ科カ ウズラ 冬フユ 草クサ地チ、耕地コウチ 稀マレ 　 渡ワタりの途中トチュウに稀マレに見ミられる程度テイドで、冬期トウキは極キワめて稀マレである。キジ科カ中チュウで最小サイショウ型カタ種シュ。
33 コジュケイ 留リュウ 灌木カンボク林リン 中チュウ ○ 狩猟シュリョウ鳥チョウとして放鳥ホウチョウしたのが増殖ゾウショクした。朗ホガらかな大オオ声コエで「チョット、コイ」と鳴ナく。近年キンネン普通フツウ種シュとなった。
34 ヤマドリ 留リュウ 山地サンチの森林シンリン 少ショウ ○ 冬期トウキには数羽スウワ程度テイドの小ショウ群ムレで生活セイカツする。
35 キジ 留リュウ 原野ゲンヤ、耕地コウチ 中チュウ ○ 日本ニホンの国鳥コクチョウ。
36 クイナ科カ ヒクイナ 夏ナツ 水辺ミズベ、水田スイデン 少ショウ ○ 夜間ヤカンも「キョッ、キョッ、キョッ」と一声ヒトコエずつ鳴ナき「キョキョロロロロ」と尻上シリアがりの連続音レンゾクオンで終オわる。
37 バン 夏ナツ 池イケ 少ショウ ○ 開ヒラけた場所バショの水域スイイキを好コノむ。
38 タマシギ科カ タマシギ 留リュウ 水田スイデン、湿田シツデン 少ショウ ○ 一イチ雌メス多タ雄オスで繁殖ハンショクする。（池部イケベの由良ユラ川ガワ堤防テイボウでの営巣エイソウ記録キロクがある）
39 チドリ科カ コチドリ 留リュウ 水辺ミズベ、川原カワラ 稀マレ 　 稀マレに見ミられる程度テイド
40 イカルチドリ 留リュウ 水辺ミズベ、川原カワラ 中チュウ ○ 河川カセンの川原カワラで見ミられるが、河川カセンから離ハナれた砂利ジャリの大ダイ駐車場チュウシャジョウや荒地アレチなどでも生息セイソク、営巣エイソウする。
41 ケリ 留リュウ 耕地コウチ、水田スイデン 少ショウ ○ 開ヒラけた水田スイデン地帯チタイで繁殖ハンショクする。（石原イサ〜前田マエダ地区チク、六ロク人ニン部ベ〜長田オサダ地区チク）
42 タゲリ 冬フユ 耕地コウチ 少ショウ 　 冬期トウキ小ショウ群ムレで飛来ヒライする
43 ムナグロ 旅タビ 耕地コウチ、水田スイデン 稀マレ 　 稀マレに群ムレで飛来ヒライする
44 シギ科カ キアシシギ 旅タビ 水辺ミズベ 少ショウ 　 少数ショウスウが渡ワタりの途トに見ミられる。「ピューイ、ピューイ」と澄スんだ声コエで鳴ナく。名ナの通トオり脚アシが黄色キイロい。
45 エリマキシギ 旅タビ 水辺ミズベ 稀マレ 　 由良ユラ川ガワの川原カワラでの観察カンサツ例レイが一度イチドある。
46 クサシギ 冬フユ 水ミズ辺ベ 少ショウ 　 単独タンドクで行動コウドウしていることが多オオい。
47 ホウロクシギ 旅タビ 水ミズ辺ベ 稀マレ 　 稀マレに飛来ヒライする。大型オオガタのシギで由良ユラ川ガワの川原カワラでの観察カンサツ例レイがある。
48 イソシギ 留リュウ 水ミズ辺ベ 中チュウ ○ 飛翔ヒショウ時ジに白シロい翼ヨク帯タイが目立メダち、尾オをよく振フる小型コガタのシギ。
49 ヤマシギ 漂ヒョウ 水ミズ辺ベ、叢林リン 少ショウ 　 夜間ヤカンに水田スイデンや湿地シッチに出デて採サイ餌エサするため、夕刻ユウコクの移動イドウ時ジに見ミられる程度テイドである。
50 タシギ 冬フユ 湿田シツデン 中チュウ 　 湿田シツデンや湿地シッチで見ミられる中型チュウガタのシギ。
51 オオジシギ 旅タビ 草地クサチ 少ショウ 　 渡ワタりの途中トチュウに由良ユラ川ガワ畔ハンの草地クサチ上空ジョウクウで独特ドクトクの鳴声ナキゴエの記録キロクがある。
52 ヒレアシシギ科カ アカエリヒレアシシギ 旅タビ 河川カセン 稀マレ 　 由良ユラ川ガワの洪水コウズイ時ジに小ショウ群ムレが水面スイメンで小ショウ浮遊フユウ生物セイブツを捕食ホショクしているのを観察カンサツしている。
53 ツバメチドリ科カ ツバメチドリ 旅タビ 河川カセン 稀マレ 　 由良ユラ川ガワの川原カワラでの観察カンサツが一例イチレイあるのみ。
54 カモメ科カ ユリカモメ 冬フユ 河川カセン 稀マレ 　 　
55 ウミネコ 漂ヒョウ 河川カセン、水田スイデン 少ショウ 　 由良ユラ川ガワを遡上ソジョウしてくる。田植タウえ期キや洪水コウズイ時ジに見ミられることが多オオい。
56 コアジサシ 夏ナツ 河川カセン、川原カワラ 稀マレ 　 渡ワタりの途中トチュウに稀マレに立寄タチヨる程度テイド
57 ハト科カ キジバト 留リュウ 森林シンリン、耕地コウチ 多タ ○ 庭園テイエン、社寺シャジでの繁殖ハンショクもある。
58 アオバト 漂ヒョウ 樹林ジュリン、森林シンリン 稀マレ 　 稀マレに飛来ヒライするが森林中シンリンチュウでの生活セイカツで目立メダたない。
59 ホトトギス科カ ジュウイチ 夏ナツ 山地サンチの森林シンリン 少ショウ ○ 高タカい声コエで「ジュイチージュイチー」と鳴ナく。
60 カッコウ 夏ナツ 灌木カンボク林リン 少ショウ ○ 　
61 ツツドリ 夏ナツ 森林シンリン 少ショウ ○ 「ポウポウポウ」と筒ツツをたたくような声コエで鳴ナく。
62 ホトトギス 夏ナツ 森林シンリン 中チュウ ○ 「テッペンカケタカ」と昼夜チュウヤともに鳴ナく。
63 ふくろう科カ アオバズク 夏ナツ 森林シンリン 少ショウ ○ 夜ヨルに市街地シガイチにも飛来ヒライしてテレビアンテナで「ホッホッ、ホッホッ、ホッホッ」と二フタ声コエずつ区切クギって盛サカんに鳴ナく。
64 フクロウ 留リュウ 森林シンリン 少ショウ ○ 民家ミンカでの営巣エイソウもある。鳴声ナキゴエは「ぼろ着キて奉公ホウコウ」などと聞キきなされている。
65 トラフズク 漂ヒョウ 叢クサムラ林バヤシ 稀マレ 　 2002〜2003年ネンに猪イ崎ザキの耕地コウチの叢林リンで四羽ヨンワが越冬エットウした記録キロクがある。
66 ヨタカ科カ ヨタカ 夏ナツ 森林シンリン 少ショウ ○ 夕方ユウガタと夜明ヨアけ頃コロに「キョッキョッキョッ」と長ナガく鳴ナき続ツヅける。近年キンネン減少ゲンショウした。
67 アマツバメ科カ ハリオアマツバメ 夏ナツ 村落ソンラク、耕地コウチ 稀マレ 　 渡ワタりの途中トチュウに市街地シガイチや河川敷カセンジキの上空ジョウクウを飛トんでいることがある。
68 アマツバメ 夏ナツ 村落ソンラク、耕地コウチ 稀マレ 　 渡ワタりの途中トチュウに市街地シガイチや河川敷カセンジキの上空ジョウクウを飛トんでいることがある。
69 カワセミ科カ ヤマセミ 留リュウ 渓流ケイリュウ沿ソい 少ショウ ○ 山地サンチの渓流ケイリュウに見ミられるが由良ユラ川ガワ本流ホンリュウでの観察カンサツもある。
70 アカショウビン 夏ナツ 森林シンリン 稀マレ 　 鳴声ナキゴエに特徴トクチョウがある。大江町オオエチョウ南ミナミ山ヤマ室ムロ尾オ観音寺カンノンジの山中サンチュウで鳴声ナキゴエを聞キいた程度テイドで極キワめて少スクない。
71 カワセミ 留リュウ 水ミズ辺ベ 中チュウ ○ ヤマセミより下流域カリュウイキに生息セイソクするが、一部イチブ生息地セイソクチが重カサなる。
72 キツツキ科カ アリスイ 漂ヒョウ 灌木カンボク林リン 稀マレ 　 冬鳥フユドリとして飛来ヒライした記録キロクがある。（猪イ崎ザキの叢林、前田マエダの愛宕山アタゴヤマ）
73 アオゲラ 留リュウ 森林シンリン 少ショウ ○ 冬期トウキ人ヒト里サトに稀マレに飛来ヒライする。飛トび立タつ時トキに「ケレレレ」と鳴ナくことが多オオい。
74 アカゲラ 留リュウ 森林シンリン 少ショウ ○ 本州ホンシュウ中部チュウブ以北イホクに多オオく、本州ホンシュウ西南部セイナンブでは少スクない。
75 コゲラ 留リュウ 森林シンリン 中チュウ ○ 「ギイー」という声を出しながら行動する。市街地の街路樹での営巣もある。冬期はカラ類の小群にも同行する。
76 ヒバリ科カ ヒバリ 留リュウ 耕地コウチ、草クサ地チ 中チュウ ○ 露出ロシュツした地面ジメンの多オオい所トコロを好コノみ、草地クサチ、麦畑ムギバタケなどに営巣エイソウする。冬期トウキ少スクなくなる。
77 ツバメ科カ ツバメ 夏ナツ 市街シガイ、村落ソンラク 多タ ○ 色々イロイロな人工ジンコウ建造物ケンゾウブツに営巣エイソウする。例年レイネン三サン月ガツ中旬チュウジュンに南ミナミより飛来ヒライする。
78 コシアカツバメ 夏ナツ 市街地シガイチ 多タ ○ 高層コウソウ建築ケンチク物ブツや橋梁キョウリョウにとっくり型ガタの巣スを作ツクり、集団シュウダンで営巣エイソウすることもある。
79 イワツバメ 夏ナツ 岸壁ガンペキ、橋梁キョウリョウ 中チュウ ○ 絶壁ゼッペキや橋ハシの下シタなどで集団シュウダン営巣エイソウする。（三サン岳タケ山腹サンプク、土師橋ツチシハシ下シタ）
80 セキレイ科カ キセキレイ 留リュウ 水ミズ辺ベ、村落ソンラク 中チュウ ○ 市街地シガイチから山地サンチの渓流ケイリュウ域イキにも棲息セイソクする。街路樹ガイロジュでの営巣エイソウもある。
81 ハクセキレイ 冬フユ 水ミズ辺ベ、湿田シツデン 少ショウ 　 北方ホッポウ系ケイの種シュで近年キンネン繁殖地ハンショクチの南進ナンシンの傾向ケイコウがあり、繁殖期ハンショクキの観察カンサツ例レイもある。（石原イサ口クチ池イケ）
82 セグロセキレイ 留リュウ 水ミズ辺ベ、耕地コウチ 中チュウ ○ 市街地シガイチでの営巣エイソウもある。
83 ビンズイ 漂ヒョウ 耕地コウチ 少ショウ 　 林ハヤシに近チカい所トコロを好コノむ。
84 タヒバリ 冬フユ 湿田シツデン、川原カワラ 少ショウ 　 小ショウ群ムレを作ツクることが普通フツウ。セキレイ類ルイよりやや乾カワいた環境カンキョウを好コノむ。
85 サンショウクイ科カ サンショウクイ 夏ナツ 山地サンチの森林シンリン 少ショウ ○ 「ヒリヒリン、ヒリヒリン」と特徴トクチョウのある鳴声ナキゴエで飛トんでいる。渡ワタりの時トキに数十羽スウジュッパの群ムれを大江オオエ山ヤマで観察カンサツした例レイがある。
86 ヒヨドリ科カ ヒヨドリ 留リュウ 灌木カンボク、森林シンリン 多タ ○ 市街地シガイチまで進出シンシュツして多オオい。特トクに冬期トウキには多オオくなる。
87 モズ科カ モズ 留リュウ 村落ソンラク、耕地コウチ 中チュウ ○ 低木テイボクのある開ヒラけた環境カンキョウに生息セイソクする。「はやにえ」の習性シュウセイが有名ユウメイ。
88 レンジャク科カ キレンジャク 冬フユ 村落ソンラク、森林シンリン 少ショウ 　 数スウ十ジュウの群ムレをなして市街地シガイチにも飛来ヒライする。
89 ヒレンジャク 冬フユ 村落ソンラク、森林シンリン 少ショウ 　 前ゼン種タネの群ムレにたまに混マざる程度テイドで少スクない。人ヒトをあまり恐オソれない。
90 カワガラス科カ カワガラス 留リュウ 渓流ケイリュウ 中チュウ ○ 早春ソウシュンの頃コロから繁殖期ハンショクキに入ハイる。流ナガレでの潜水センスイの巧者コウシャ。
91 ミソサザイ科カ ミソサザイ 漂ヒョウ 村落ソンラク、森林シンリン 少ショウ ○ 夏期カキは渓流ケイリュウに沿ソって少数ショウスウが棲息セイソクし、よくとおる美声ビセイで囀サエズる。（夜久野ヤクノ才サイ谷タニ）冬フユは村落ソンラク付近フキンにまで飛来ヒライする。小型コガタ種シュ。
92 ヒタキ科カツグミ亜ア科カ ルリビタキ 冬フユ 森林シンリン 少ショウ 　 体カラダを前方ゼンポウに振フってクワッ、クワッと鳴ナきまたヒッ、ヒッとも鳴ナく。
93 ジョウビタキ 冬フユ 村落ソンラク、森林シンリン 中チュウ 　 市街地シガイチにまで飛来ヒライするが単独タンドクで行動コウドウする。翼ツバサに白斑ハクハンが特徴トクチョウ。
94 ノビタキ 夏ナツ 草地クサチ、耕地コウチ 少ショウ 　 春秋シュンジュウの渡ワタりの途中トチュウに耕地コウチ、田圃タンボなどで小ショウ群ムレが見ミられる。
95 イソヒヨドリ 留リュウ 市街地シガイチ 少ショウ 　 近年キンネン市街地シガイチでも見ミられ、繁殖期ハンショクキには煙突エントツ、アンテナなど高タカい所トコロで美声ビセイで「ツツ、ピーコ、ピイー」と囀サエズる。
96 トラツグミ 漂ヒョウ 森林シンリン 少ショウ 　 当地方トウチホウでは冬期トウキに飛来ヒライする。
97 クロツグミ 夏ナツ 森林シンリン 少ショウ ○ 大江オオエ山ヤマで少数ショウスウ繁殖ハンショクする。
98 シロハラ 冬フユ 森林シンリン 少ショウ 　 茂シゲった林ハヤシや竹藪タケヤブなどで単独タンドクで行動コウドウし、開ヒラけた所トコロには出デることは少スクない。
99 マミチャジナイ 旅タビ 森林シンリン 稀マレ 　 眉ビ斑ハンが特徴トクチョウで渡ワタりの途中トチュウに見ミられることが多オオい。
100 ツグミ 冬フユ 耕地コウチ、森林シンリン 多タ 　 多数タスウ飛来ヒライしてくる。開ヒラけた所トコロで見ミられることが多オオい。
101 ウグイス亜ア科カ ヤブサメ 夏ナツ 森林シンリン 少ショウ ○ 叢林中チュウを潜行センコウし姿スガタを見ミせない。シイーシイーシイーと尻上シリアがりの虫ムシの様ヨウな細ホソい囀サエズり声コエが生息セイソクの確認カクニン。
102 ウグイス 留リュウ 灌木カンボク林リン 多タ ○ 低地テイチから山地サンチまで各地カクチに棲息セイソクする。笹薮ササヤブを特トクに好コノむ。
103 コヨシキリ 夏ナツ 草地クサチ 少ショウ 　 渡ワタり途中トチュウに耕地コウチなどで囀サエズる。金属的キンゾクテキな高タカい細コマかな声コエで囀サエズり、オオヨシキリよりはるかに美声ビセイ。
104 オオヨシキリ 夏ナツ 葦ヨシ原ハラ 中チュウ ○ 河川カセンの葦ヨシ原ハラに普通フツウに見ミられる。「ギョギョシ、ギョギョシ、ケスケスケス」と濁ニゴった声コエで囀サエズる。
105 センダイムシクイ 夏ナツ 森林シンリン 少ショウ ○ 囀サエズり声コエで所在ショザイ場所バショを確認カクニン。「焼酎ショウチュウ一杯イッパイ、グイー」と聞キきなしている。
106 キクイタダキ 冬フユ 森林シンリン 少ショウ 　 日本産ニホンサンの最小サイショウ種シュで、針葉樹シンヨウジュを好コノみ松マツ、杉スギの林ハヤシで小ショウ群ムレを見ミることが多オオい。
107 シマセンニュウ 漂ヒョウ 草地クサチ 稀マレ 　 渡ワタりの途中トチュウに草クサ原ハラのやぶ陰カゲを行動コウドウし、なかなか姿スガタを見ミせない。
108 セッカ 夏ナツ 草地クサチ 少ショウ ○ 草クサむらから飛トび立タち「ヒッヒッヒッ」と鳴ナきながら上昇ジョウショウし、下降カコウの時トキは「チャッチャッチャッ」と鳴ナく。
109 ヒタキ亜ア科カ キビタキ 夏ナツ 森林シンリン 少ショウ ○ 黄色キイロい胸ムネ、樹林ジュリン中チュウで美声ビセイで囀サエズることで確認カクニン出デ来クる。
110 オオルリ 夏ナツ 森林シンリン 少ショウ ○ 高タカい梢コズエで美声ビセイで囀サエズる。目メのさめるようなルリ色イロの背セをした鳥トリ。
111 コサメビタキ 夏ナツ 森林シンリン 少ショウ ○ 目立メダたない種シュで明アカるい林ハヤシを好コノむが、近年キンネン減少ゲンショウした一種イチシュである。
112 カササギヒタキ亜ア科カ サンコウチョウ 夏ナツ 森林シンリン 少ショウ ○ 特徴トクチョウのある囀サエズりで所在ショザイ確認カクニン。「月ツキ、日ヒ、星ホシ、ホイホイホイ」聞キこえて三光サンコウ鳥チョウの名ナが付ツいた。雄オスは長ナガい尾オが特徴トクチョウ。
113 エナガ科カ エナガ 留リュウ 森林シンリン、村落ソンラク 多タ ○ 秋アキ冬フユ期キには小ショウ群ムレで時トキにはシジュウガラを混マじえて市街地シガイチにも飛来ヒライする。
114 ツリスガラ科カ ツリスガラ 冬フユ 葦ヨシ原ハラ 迷メイ 　 由良ユラ川ガワの葦ヨシ原ハラに小ショウ群ムレが飛来ヒライした記録キロクのみ。
115 シジュウガラ科 コガラ 漂ヒョウ 森林シンリン 少ショウ ○ 黒クロいベレー帽ボウをかぶった、山ヤマに棲スむカラ類ルイ。
116 ヒガラ 漂ヒョウ 森林シンリン 少ショウ ○ 四十雀シジュウカラを小チイさくしたようなカラ類ルイ。胸ムネは白色シロイロ。
117 シジュウガラ 留リュウ 森林シンリン 中チュウ ○ 胸ムネに黒クロいネクタイ模様モヨウを持モつカラ類ルイ。冬期トウキは市街地シガイチにも飛来ヒライする。
118 ヤマガラ 留リュウ 森林シンリン 中チュウ ○ 背セと腹ハラが赤茶色アカチャイロのカラ類ルイ。
119 メジロ科カ メジロ 留リュウ 森林シンリン 多タ ○ 秋アキ冬期トウキには群ムれることが多オオい。木キの花ハナの蜜ミツを好コノむ。
120 ホオジロ科カ ホオジロ 留リュウ 森林シンリン、耕地コウチ 多タ ○ 平地ヘイチから山地サンチにもいる普通フツウ種シュ。「一筆イッピツ啓上ケイジョウ、仕ツカマツり候ソウロウ」と聞キきなしている。
121 カシラダカ 冬フユ 森林シンリン、耕地コウチ 多タ 　 渡ワタりの初期ショキは大群タイグンの時トキもあるが、小ショウ群ムレでの行動コウドウが多オオい。
122 ミヤマホオジロ 冬フユ 灌木カンボク林リン 少ショウ 　 数羽スウワの群ムレで行動コウドウし人里ヒトザト近チカくにも飛来ヒライする。
123 アオジ 漂ヒョウ 灌木カンボク林リン 少ショウ 　 冬期トウキに飛来ヒライし小ショウ群ムレで村落ソンラク付近フキン、市街シガイの庭園テイエンなどに飛来ヒライする。
124 クロジ 冬フユ 森林シンリン 稀マレ 　 叢林中チュウを潜行センコウして明アカるい場所バショに出デることが少スクないため目メにとまることは稀マレである。
125 オオジュリン 冬フユ 葦ヨシ原ハラ、草クサ地チ 稀マレ 　 川原カワラの葦ヨシ原ハラでの小ショウ群ムレの観察カンサツもにの記録キロク。（猪イ崎ザキの由良ユラ川ガワ畔ハン葦ヨシ原ハラ）
126 アトリ科カ アトリ 冬フユ 森林シンリン、耕地コウチ 中チュウ 　 時トキには大群タイグンを作ツクって飛来ヒライする。「キョッキョッ」と鳴ナく。
127 カワラヒワ 留リュウ 村落ソンラク、耕地コウチ 中チュウ ○ 市街地シガイチの庭園テイエンでの営巣エイソウもある。冬期トウキは群棲グンセイする。
128 マヒワ 冬フユ 森林シンリン、耕地コウチ 少ショウ 　 時トキには群ムレをなして飛来ヒライする。（大群タイグン：中村ナカムラ養ヨウ泉イズミ寺テラ、小ショウ群ムレ：猪イ崎ザキ耕地コウチ、森垣モリガキ堤防テイボウ）
129 ベニマシコ 冬フユ 耕地コウチ、草原クサハラ 少ショウ 　 小ショウ群ムレが数スウ羽ワで行動コウドウする。
130 イスカ 冬フユ 山地サンチの松林マツバヤシ 稀マレ 　 群ムれて行動コウドウする。（猪イ崎ザキ鬼オニケ城シロ中腹チュウフク）
131 ウソ 冬フユ 森林シンリン 少ショウ 　 小ショウ群ムレで行動コウドウする。フィー、フィーと口笛クチブエのような声コエで鳴ナく。初春ショシュンに樹木ジュモクの新芽シンメや蕾ツボミの食ショク害ガイをする。
132 イカル 留リュウ 森林シンリン 中チュウ ○ 冬期トウキは群ムれて行動コウドウを共トモにする。澄スんだ声コエでキィー、コー、キィーと囀サエズる。
133 シメ 冬フユ 森林シンリン 少ショウ 　 単独タンドクで行動コウドウすることが多オオい。
134 ハタオドリ科カ ニュウナイスズメ 冬フユ 村落ソンラク 稀マレ 　 冬期トウキスズメの群ムレに数スウ羽ワが行動コウドウを共トモにすることが多オオかったが、近年キンネン減少ゲンショウした。
135 スズメ 留リュウ 村落ソンラク、市街シガイ 多タ ○ 近年キンネン繁殖期ハンショクキ後ゴの大群タイグンを見ミなくなった。人間ニンゲン生活セイカツとの結ムスびつきが強ツヨく、村落ソンラクでも繁殖ハンショクする。
136 ムクドリ科カ ムクドリ 留リュウ 村落ソンラク、耕地コウチ 多タ ○ 繁殖期ハンショクキ以外イガイは群棲グンセイする。
137 カラス科カ カケス 留リュウ 森林シンリン 中チュウ ○ 冬期トウキは小ショウ群ムレで人里ヒトザト近チカくにも飛来ヒライする。
138 ハシブトガラス 留リュウ 村落ソンラク、耕地コウチ 多タ ○ 嘴クチバシの太フトいカラス、市街地シガイチではゴミを漁アサる。
139 ハシボソガラス 留リュウ 村落ソンラク、森林シンリン 多タ ○ 嘴クチバシの細ホソいカラス、農村ノウソン部ブに多オオい。
追加ツイカ種シュ
140 ガンカモ科カ ホシハジロ 冬フユ 池イケ、河川カセン 少ショウ 　 府フ福知山フクチヤマ振興局シンコウキョクのガン・カモの調査チョウサで確認カクニンされた種シュの追加分ツイカブン。
141 カワアイサ 冬フユ 池イケ、河川カセン 少ショウ 　
142 オカヨシガモ 冬フユ 池イケ、河川カセン 少ショウ 　
143 クイナ科カ クイナ 冬フユ 水ミズ辺ベ 稀マレ 　 池部イケベ由良ユラ川ガワ畔ハンの溝ミゾ川カワでの観察カンサツ記録キロクがある。
144 シギ科カ セイタカシギ 迷メイ 水ミズ辺ベ 稀マレ 　 猪イ崎ザキ由良ユラ川ガワに十ジュウ数羽スウワの群ムレの飛来ヒライの記録キロクがある。
亜種アシュ
1 セキレイ科カ ホオジロハクセキレイ 冬フユ 水ミズ辺ベ 稀マレ 　 由良ユラ川ガワ川原カワラでの記録キロク。（顔カオの黒クロ色イロの透トオル眼メ線センを欠カく種シュ）
2 アトリ科カ アカウソ 冬フユ 灌木カンボク林リン 稀マレ 　 ウソの群ムれに混マざっていることがある。猪イ崎ザキ耕作コウサク地チの灌木カンボク林リンで記録キロクした。（胸ムネが赤色アカイロ）
◇分類ブンルイ、配列ハイレツは　日本ニホン鳥類チョウルイ図鑑ズカン　高野タカノ伸二シンジ　東海トウカイ大学ダイガク出版会シュッパンカイ　1981　による。
◇渡ワタりは　留リュウ：留リュウ鳥トリ、漂ヒョウ：漂ヒョウ鳥トリ、旅タビ：旅タビ鳥トリ、夏ナツ：夏ナツ鳥トリ、冬フユ：冬フユ鳥トリ　迷メイ：迷メイ来ライ種シュ
◇棲息地セイソクチは字数ジスウの関係カンケイで主オモな棲息地セイソクチのみを記キしてある。
◇数カズは多産タサン、中産チュウサン、少ショウ産サン、稀マレ種シュ、迷メイ来ライ種シュの五段階ゴダンカイに分ワけてある。
◇繁殖ハンショクは当トウ地方チホウで営巣エイソウ、産卵サンラン、育イク雛スウをしたことのある種シュを○印シルシで表アラワしてある。
◇種シュ名メイは過去カコに当トウ地方チホウで観察カンサツした全スベての種シュが記録キロクしてあり、観察カンサツ年月日ネンガッピは省略ショウリャクしてある。
◇福知山フクチヤマ地方チホウとは福知山市フクチヤマシ、天田アマダ郡グン夜久野町ヤクノチョウ、天田アマダ郡グン三和町ミワチョウ、加佐郡カサグン大江町オオエチョウの一イチ市シ三町サンチョウを指サす
◇観察者カンサツシャは元モト日本ニホン野鳥ヤチョウの会カイ会員カイイン、元モト京都キョウト府フ鳥獣チョウジュウ保護ホゴ委員イイン　足立アダチ憲ノリ俊トシ（東ヒガシ中ナカノ町チョウ）の記録キロクによる